着物整理帖 完成までの道のりは遠かった!

着物整理帖作成ストーリー 【3】

着物整理帖の形式を考え始めた頃、
娘が癌だというのです。

お彼岸の牡丹餅・土筆の和え物等

その日は節分の前のお休みの日、家族で我が家に来ていました。
巻き寿司を作っていた私の手伝いをすると、
婿殿と、孫のK君が、見よう見まねでお寿司を巻いて行きました。

娘はそばで、楽しそうに見ていたのですけれど、何だか元気がないなぁ~
と感じた私でした。 

暫くして「元気がないようだけど?」と尋ねたら、
真実を語ってくれたのです。

それを聞いた時、どのような反応すればよいのか?
ぼうぜんとしていた私でした。

抗がん剤でしばらく押さえて、その後手術ということです。

夏8月、手術の日、
朝8時から手術室に入って、出てきたのが夜の10時過ぎ。
大変な手術でした。                           

その後泊まり込みこそしませんでしたが、
毎日病院通いして、娘に付き添ったのが1週間ぐらいだったでしょうか?

その後は、順調に回復して、付き添いの時間も短くなり、面会程度で良くなり、
そして無事退院しました。
その後は通院しながら、薬を飲みながらも徐々に平常を取り戻していきました。

そんなこんなで、ひと月以上を娘と共に過ごしたことになります。

9月の半ば以降再び『着物整理帖』の作成を意識していきました。

まず取り掛かったのは、
着物整理帖の中で使う着物の写真です。

ここからまた次回へと続きます。