【イベントレポート】                             和音彩 〜着物とバイオリンで紡ぐ、和のひととき〜

6月1日、「和音彩(わおんさい)」というタイトルで、着物講座とバイオリン演奏を融合させたイベントを開催いたしました。
テーマは《知っておきたい着物の秘密 〜着物の格合わせ〜》。

会場は、スタッフを含めて20名弱がちょうど良い距離感で過ごせる、落ち着いた雰囲気のサロン。初めての試みとして、小規模ながらも温かい空気の中で開催することができました。


前半:着物クイズで楽しく学ぶ「格合わせ」

イベントの前半は、着物の種類や格についての講義。
留袖・訪問着・付下げ・色無地・江戸小紋・小紋・紬(2種)という8種類の着物と、それぞれに合わせた帯を実際に会場に持ち込み、皆さまに“ゲーム感覚”で楽しんでいただきました。

会場にランダムに並べた着物と帯に番号を振り、お客様には「この着物はどれ?」というクイズ形式で予想していただく参加型のスタイル。
ご自分の席から自由に見て回っていただきながら、それぞれの格に合った帯合わせも考えていただきました。

その後、着席していただき、正解とともに、それぞれの着物の特徴や見分け方を丁寧に解説。
「なるほど!」「そういう違いがあったんですね」と、初めて知ることに目を輝かせてくださるお客様も多く、嬉しい反応をたくさんいただきました。


アフタヌーンティーでひと息ついて…

講義の後は、プロのパティシエによるアフタヌーンティータイム。
お菓子や紅茶、ワインを楽しみながら、参加者同士で感想を話し合ったり、ゆったりとした時間を過ごしていただきました。


後半:着物姿で奏でるバイオリン演奏

イベントの締めくくりは、プロのバイオリニストによる約40分の演奏。
今回は、特別に私が着付けて、演奏者は初めての「着物でのバイオリン演奏」に挑戦!

「おそらく全国的にも前例がないのでは…?」と思われるほど珍しい、着物での演奏スタイルで、
最初は和のテイストに寄せた2曲を披露。その後は、皆さんがよく知っているクラシックやポピュラーな曲も交えながら、美しい音色で会場を包みました。


初めての開催ではありましたが、ご参加いただいた皆さまの笑顔やご感想に励まされ、
和文化の魅力をこうして楽しく伝えていけることの喜びを改めて感じた1日でした。

次回開催もぜひご期待ください!

(※イベントの様子を収めた写真・動画は、後日改めてご紹介いたします)