頂いたのは温かな心
去る7月31日、ボランティアで、浴衣の着付けを指導してきましたが、
学園の子供たちの感謝の寄せ書きが届きました。
着物を寄付してくださった方達の心とは、処分したいけれど、母が、祖母が、息子のため、孫のためと一針一針、丹念に思いを込めて縫ったであろう浴衣。それを思うと単に捨てるに捨てられない。役立ってていただけるところがあれば嬉しい、そんな思いで提供いただいたのだと思います。
そんな思いの詰まった浴衣は、ちょっと昔の物だけに、生地も染もしっかりしている物ばかりです。
届いた色紙には感謝の言葉
男の子も女の子もそれぞれの感謝の気持ちを書いていました。
ただその時の様子が写真としてあればいいのですけれども、施設の事情でそれは出来ませんでした。
はにかみながらも嬉々として浴衣を着ていた子供たち。この経験は彼らの心にも小さな炎としてともっていったことでしょう。
心に悲しさ、寂しさを抱えていればこそ、この浴衣を提供していただいた方の温かさ、親切な心がどこかに沁みついていることでしょう。
浴衣を寄付して頂いた方への感謝の礼状
出しました。皆さんに子供たちからの感謝の礼状が寄せ書きとなっていたのをコピーしてお送りしました。
今回初めてこの施設で行ったボランティアでの着付け指導でしたが、私が一番心に残ったのは、
女の子で、「自分で浴衣を着る」という練習が出来て良かった、と言ってくれたことです。
着せてもらう着物(浴衣)ではなく、自分で着れる喜びを感じてくれた、という事です。
これはこの子一人の事ではなく、他のみんなも感じていることだと思いました。
小学4年生の子、着物に関心を持つ
着物に関心を持つようになるのは大体早い子で小4くらいだろうか?
小学校で着物の事を教えて行けば、着物文化の伝承も継承にも繋がるのではないだろうか!?
そんな思いを感じた今回の着付け指導でした。