今年の浴衣・帯結び

今年の浴衣の着付教室も終わりました。

花火大会やお祭りも、コロナのことを考えながらえも、3年ぶりに再開されて来てています。

「さあ!!浴衣の出番!!待っていました!」という人も多いことでしょう!!

楽しみですね。

文庫結び。一番基本的な帯結びです。この結びを練習することで、半幅帯の扱いに慣れていかれるのが一番良いかと思います。

そんな時「浴衣は簡単に着れる!」と思っている方は意外と多いようですね!

着物が着れる方にとっては、長襦袢も無しでいいし、半幅帯だし、と確に簡単です。

でも、自分で着物を着ることがない人は、それなりの覚悟を持って、着付の手習をしてください。

帯結びも前で結べるし、ある意味簡単かもしれません。

でも結び方がたくさんあります。

基本は文庫結びです。半幅帯のあしらい方、使いた方に慣れるためには、ぜひ一度結びの練習の中に入れてください。

その後は、矢の字(男結び)や吉弥結び、貝の口など、昔から結ばれてきたたくさんの結び方も学んでみたください。

いろんな結び方があって、昔との繋がりに気づきが出てきます。

さらに、最近ではいろんな方達が帯結びを考案されていて、やっていくほどに面白さや楽しさが感じられてきます。

とはいえ、とりあえずすぐに浴衣を着たい方にとっては、結びたい形を集中的に覚えて、自分で結べて、楽しめるといいですね。

そうして行くほどに自分なりのアレンジが出来てきて、楽しくなりますよ。

下の3種は、最近の帯結びからです。

一番左のパタパタ結びは、慣れたら簡単です。結ばない帯結びです。

真ん中のパタパタリボン結びは、リボン結びの下にパタパタ結びを持ってきて、若い方には可愛い帯結びですね。

右は風前結びです。紙風船をイメージしたものです。三角形を4箇所折り畳みながら作って行くことで、初心者の方が自分で結ぶのは難しいかと思います。

いずれも最近の新しい帯結びには、少し長めの帯を使った方が、羽の出方などが十分とれて、見栄えが良く、また結びやすいです。(昔の帯やリサイクルでゲットした帯は短めが多いです。)

右は角出しです。最初に一つリボン結びをしてその上に残りの帯を折り返しながら羽を重ねていきます。

この場合も帯が長い方が、羽がゆったり、たくさん作れて豪華になります。

また写真の帯のように裏表の柄が違ったり、色が違うことで楽しい帯結びが出来てきます。

普通の着物の場合もそうですけれど、きもの1枚に帯3本と言われていますが、何本かお持ちであれば、それぞれに着物に合わせて、楽しんでみてください。

浴衣を着て出かける楽しみと、帯結びで楽しむ浴衣、両方が楽しめたら、お出かけも最高に楽しくなりますよ!